『つみたてNISA』商品(銘柄)の選び方・設定の仕方を画像つきで丁寧に解説【ネット証券最大手のSBI証券】
『つみたてNISA』って、銘柄選びとか設定とか実際どうすればいいの…?
- 「商品(銘柄)ってなにが良いの?」
- 「積み立ての設定方法って?」
- 「あれ、買い付ける”金額”とか買い付け”頻度”も決めなきゃいけないんだ…」
20代最後にはじめた資産運用を30代でアップデートする!第1弾【つみたてNISAはじめました。】
- 『つみたてNISA』をはじめた個人的なきっかけ
- 【メイン】積み立てる商品(銘柄)、積み立ての設定方法を画像つきで丁寧に解説・レビュー
『つみたてNISA』をはじめた個人的なきっかけ
そもそものきっかけ:資産運用を1年続けて得られた気づき
1年やってみて失敗を含めていろいろ経験したことで成長もできたよ!
きっかけは仮想通貨の大負け、ロボアドバイザーの含み損続き
新たな発見=「資産運用はまだまだ他にあって」「もっと自分に合うものを探そう」
20代最後にはじめた資産運用を30代でアップデートする!【ポートフォリオ編】
20代最後にはじめた資産運用を30代でアップデートする!第1弾【つみたてNISAはじめました。】
「長期・分散・積み立て」が投資の王道
誰でも成果を出せる投資の王道って何なの?
- 「投資がズブの素人でも成果が出せる方法はなにか?」
- 「本業がありながらでも少ない時間と労力で成果が出せる方法はなにか?」
という問いに対してのズバリ最適適解は「長期・分散・積み立て」投資です。
- 月々しっかり(長期)
- 世界の株式市場(分散)
- 積み立て投資(積み立て)
『つみたてNISA』は、王道投資に国がお墨付きを与えた制度
王道的手法に、国が「無税」という強力なバックアップについたんだからやらない手はないね!
【メイン】積み立てる商品(銘柄)、積み立ての設定方法を画像つきで丁寧に解説・レビュー
よくわからない①積み立てる銘柄はどれがイイ?
ズバリ、選ぶ基準は2つです。
- (1)運用実績
- (2)信託報酬と言われる手数料
2つだけ見れば充分だったらイケそうな気がする!
選ぶ基準(1)運用実績をチェックする
(1)ー1.運用会社の実績
そもそも商品(銘柄)を売っている会社ってたくさんあるわよね?よくわらかないわ
2018年11月17日に商品(銘柄)を売る金融機関ごとに「どれだけ顧客が利益or損出を出しているか」という一覧データが公表されました。イイまとめなので見てみましょう(金融庁発表なので信頼できるデータです)。
投資信託=商品を発売する会社のトータルの成績です。
つまり、会社への信頼性が評価できます。
まず、上位と下位の金融機関で、顧客が損したか得したかの差に愕然とします。「みずほ、三菱UFJ」など大手銀行が中下位に入っているのにも注目です。
下位は洋ナシです。
上位3つの金融機関の商品(銘柄)で『つみたてNISA(SBI証券)』で取り扱いがあるかチェックしてみます。
【金融機関 実績ランキング】
- 1位:コモンズ投信…「コモンズ30ファンド」国内株式を対象としたアクティブファンド。
- 2位:レオス・キャピタルワークス…「ひふみプラス」アクティブファンド。国内株式を中心にした商品ですでに数々の優秀な実績を納め、知名度も高く人気の商品。
- 3位:セゾン投信…※SBI証券『つみたてNISA』では取り扱い商品が無い※
「コモンズ30ファンド」はあまり評判を聞きませんでしたね。
「ひふみプラス」が実績・評判とも候補筆頭でしょう。ワタシは対象商品の一つに入れました。
(1)ー2.商品(投資信託)の実績
SBI証券の「ランキング機能」を活用しましょう。
例えば、「積立設定件数」でランキング5位までを見てみます。
三菱UFJ国際の「eMAXIS」というシリーズが上位5位のうち3つを占めます。
- 【1位,3位,4位】三菱UFJ国際ー「eMAXIS」シリーズ
「eMAXIS」シリーズは信託報酬(手数料)の低さに定評があるようです。
- 【2位】ニッセイー「ニッセイ外国株式インデックスファンド」
- 【5位】楽天-「楽天・全米株式インデックス・ファンド」
ワタシはこの中から「eMAXIS米国株式(S&P500)【1位】」「楽天・全米株式インデックス・ファンド【5位】」の2つを選びました。
どちらもインデックスファンドと言われる商品で、信託報酬(手数料)が安く、比較的長期で好成績が期待できる商品です。
ランキングは他にも「販売件数」「トータルリターン」など様々な指標で見ることができますので、気になるランキングは自分でチェックしてみましょう。
>>SBI証券「投資信託ランキング」を見る
選ぶ基準(2)「信託報酬(手数料)」をチェックする
『つみたてNISA』対象商品のソート機能をご覧ください。
画像は、一度「販売金額」でソートして上位表示した後「手数料等費用>信託報酬」で表示し直した画面です。
どうでしょう?販売額上位でも「信託報酬(手数料)」が0.11%~1.05%と差が出ていますね。
そもそも投資信託の購入時には通常2つの手数料の検討が必要です。
①買付け手数料、②信託報酬です。
①買付け手数料は読んで字のごとく「買う時にかかる手数料」ですが、『つみたてNISA』対象商品のほとんどが掛かりません(”ノーロード”というらしいです)。
よって、考えるべきは②「信託報酬」のみで、当然これは【低いほうが良い】です。
すると「ニッセイ外国株式インデックスファンド」「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」がどちらも【0.11772%以内】と上位商品の中で最安となってるので注目ポイントです。
「ひふみプラス」が人気って聴いたけど、なんか他より手数料高くない?
そうですね、【1.0584%上限】と他の商品に比べると「ひふみプラス」だけとても高い設定になっています。
なぜかというと、「ひふみプラス」は信託報酬が低い他の”インデックス型”のファンドに対して、より積極的にリターンを狙う”アクティブ型ファンド”と言われています。。
アクティブ型のファンドは、
「積極的にガチャガチャやるので、手数料は多めに掛かるけど、リターンも期待してね♪」
という性格の商品です。
「ひふみプラス」はこれまでに実績があり、ワタシは商品を販売するレオス・キャピタルワークスの藤野英人さんのファンです。
なので、信託報酬が高いながらもリターンもその分期待できる、と判断して「ひふみプラス」も選択の中に入れることにしました。
[参考]30才サラリーマン・資産運用歴1年のポートフォリオ(ワタシ版)
ワタシは4つ選びました。
月々の上限額:3.3万円をフルに使います。
さらに、”つみたてNISAで堅実に、他の投資はアクティブに”という方針の元、【インデックスファンド:アクティブファンド】を【7:3】のバランスにしています。
具体的な商品(銘柄)と【割合(%)】を挙げますので参考にしてみてください。
- 【30%】三菱UFJ国際-eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
- 【30%】楽天-楽天・全米株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))
- 【30%】レオス-ひふみプラス
- 【10%】SBI-SBI・先進国株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(先進国株式))
投資初心者へのおススメ商品(銘柄)はズバリこれ
信託報酬が低く、実績・評判が高いインデックスファンドを柱にしておけばまず間違いないでしょう。
ワタシがみなさんへおススメするとしたら
- ①「楽天・バンガード 全米株式 or eMAXIS米国株式(S&P500) 」のどちらかを50%~100%
+
- ②「ひふみプラス」を0%~50%
になります。
ポートフォリオ:4つの商品(銘柄)を選んだ理由
ワタシがこれらの商品(銘柄)を選び、バランスを組み合わせた理由をご説明しておきます。
上の2つ「eMAXIS・楽天・バンガード【各30%】」は、”インデックス、米国株式”という点でほぼ同じ性格の投資信託です。信託報酬も同等でした。
この2つはどちらも評判が良かったので、正直、選びきれませんでした。
そこで敢えて『同じだけ投資してみて成果を比較してみよう』と思い、【30%ずつ】にしたワケです。
また「SBI・先進国株式インデックス【10%】」もこれらと同じ性格のものですが、実は、信託報酬は他の2つより低くなっています。SBIを応援したい気持ちもあって10%だけ入れることにしていますが、コレはおまけです。
「ひふみプラス」はご存知の方、聴いたことがある方が多いかもしれませんね。
国内のアクティブファンドとしてすでに優秀な実績を数々収めている商品(銘柄)です。
ただ、実績もさる事ながらワタシは「ひふみシリーズ」運用ファンド=レオス・キャピタルワークスの藤野さんの著書をいくつも読み、考え方・活動に共感をしていることが決め手でした。
どうでしたでしょうか。
最後は、実際の「積み立て設定」のやり方を見ていきます。
対象商品を事前に決めておいたほうがスムーズですので、未だの人はここで一旦アレコレ検討し1~4つ程度までは絞っておきましょう。
では設定方法に移ります。
よくわからない②積み立て設定の仕方は?
公式よりも丁寧に案内【操作画面を画像つきレビュー】
SBI証券の公式の案内はコチラ。『STEP1 対象ファンドを設定画面に追加』の部分をやってみましょう。
『STEP1』公式ページから「投信」ページへアクセス
まずは公式ページにログインし、画面上部にある「投信」タブをクリックします(①)。
投資信託、略して「投信」ページに入りました。
「ランキング」など参考指標がたくさんあるのが便利です。
つづいて(②)画面左上の「つみたてNISA」文字をクリックしましょう。
※対象の商品が明確な場合は、検索窓で直接商品ページまで飛びましょう。
今回は対象商品はある程度絞っているけど手数料など確認・比較しながら設定したかったのでこのページを使いました。
対象商品(投信)を選択する
「販売額」や「手数料」でソートができます。
参照情報も「基本情報」から「手数料等費用」「投資指標(収益率)」など豊富です。
比較の場合には「運用方針」や「投資指標」をチェックしてみましょう。
しかし、ワタシのように投資初心者にはこれを見たところで…。
なのでやっぱり「予め対象は絞っておく」ことをおススメします。
商品選択のまえに必ずチェックしておきたい「信託報酬」
その上で。
必ず確認しておきたいのは「信託報酬(=手数料)」です。
『つみたてNISA』は制度20年続く制度で、長期運用が前提です。
長い目で見た時に手数料として取られる「信託報酬」は思いの外重くのしかかってきます。当然【低い方が良い】です。
イイと言われているもの、良く買われているものでも鵜呑みにせず「信託報酬」がどうなのか、収益率と重ね合わせて考えることダケはしておきましょう。
対象商品(投信)を決めたら商品名をクリックします。
商品別のページではさらに詳細データも閲覧できます。「チャート」に目を通しておいてもいいかもしれませんね。
それで、対象商品はコレに決めた!となったら『つみたてNISA買付』ボタンをクリックします。
すると、「つみたてNISA」の買付け設定に対象商品が入れられます。
スーパーで”カゴに商品を突っ込んだ状態”だと思ってください。
ここまでが『STEP1』です。
積み立てたい商品が複数ある場合は、トップページなどから商品を選ぶ作業を繰り返します。
ワタシは4種類の投資信託を積み立てることにしました。
- 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
- 楽天-楽天・全米株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))
- レオス-ひふみプラス
- SBI-SBI・先進国株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(先進国株式))
『STEP2』積み立てる「金額」などを決めていきます
積み立てる商品をすべて”カゴの中に突っ込んだら”、次は「金額」などの細かい設定をしていきます。
このページが少しわかりづからかったのでなるべくわかり易く説明していきます。
- 月々の積み立て合計額を決めて(①②)
- 『一括設定ツール』で詳細を決める(③)
をしましょう。
おススメの設定はこの通りです。
「金額」の設定など調整したい場合も、すべて商品ごとに設定し直せます。
ちなみにワタシの設定をお見せしておきます。
合計額を上限額パンパンの3.3万円とし、3つの投信30%ずつ”スリートップ体制”としました。
「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」と「全米株式インデックス・ファンド」はほとんど同じ商品です。同じだけ積み立てて成績に差が出るのか、実験していきます。
また、人気が高い「ひふみプラス」も入れています。上記2つにくらべるとリスク・リターンが大きくなるアクティブファンドと言われる商品です。リターン期待の高い分「信託報酬が割高」になっています。
アクティブファンドに対して、上記2つはインデックスファンドと呼ばれ、安定的なリターンが期待できます。
【インデックス:アクティブ=7:3】の割合にしました。
残る「SBI先進国株式インデックス・ファンド」は、おまけです。
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あと少し、がんばりましょう。
『設定確認』で設定内容がそれでイイか確認したら『完了』させます。
おつかれさまでした。これで設定完了です。
『つみたてNISA』スタート後の実績を確認する
記事をお読みいただきありがとうございます。
感謝します!